それは突然のことでした

私は現在45才 二児の男の子を持つ母親で専業主婦をしています。

長男は東京の大学へ通う大学生で次男はやっとの思いで希望の高校へ入学いたしました。

夫は小さいながらも会社を経営していたので私は社長夫人という立場でした。

今から15年前、夫は脱サラをしてIT関係の会社を立ち上げました。

私は脱サラには断固反対をしました。

なぜなら、その当時長男は幼稚園に通う5歳児でしたし次男は生まれたばかりで1才にもなっていませんでした。

しかし、夫は東京に住む友人が脱サラをしてIT関係の会社を設立して成功したのを目の当たりにして、

「あいつにできるなら俺にもできるはずだ!」

と思いこみ周囲の反対を押し切って独立したのでした。

もともと実家には土地などの多少の財産もあったので夫は何とかなると思っていたようです。

実は夫は長男でしたが、私とお姑さんとの折り合いが悪く実家を出てしまっていたのです。

私の心配とはうらはらに夫の頑張りもあり会社の経営は右肩上がりで伸びていきました。

念願のマイホームを手に入れると同時に長男も地元では有名な私立の小学校に入学させることもできたのです。

また、夫も子供のころから憧れていたジャガーというクルマを買うこともできました。

年に一度は家族で海外旅行もできましたし、私自身やりくり上手だったので子供の将来のためにと2000万円くらいの貯金もありました。

ほんとうに順風満帆で幸せな毎日をおくっていて夫に感謝する日々でした。

しかしです。・・・・・

2年くらい前からです。

夫が取引関係の会社からの入金が遅れているから今月100万円ほど用立ててくれないかなどと言われたのです。

その後もなんだかんだといってはお金を用立てていてのでした。

そして、半年ほど前のことでした。

夫から急に

「実はこの家を手放さなければならないんだ。…」

と言われたのです。

今まですべて順調に進み幸せな日々を送っていた私にとっていったい何が起こったのか見当もつきませんでした。・・・